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だるま猫 ゴーあや 作画像
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だるま猫 ゴーあや 作

¥4,950
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あきんどざむらい


師匠:ところでさ、お前干支くらいちゃんと言えるよな? 

弟子:干支ですか?言えますよ。ねーうしとらうー………。 

師匠:そうそう。 

弟子:なんなんです? 

師匠:12支の一番といえば「ねー」…つまり猫だ。 

弟子:もしもし? 

師匠:というワケで猫を紹介しようと思………。 

弟子:そこまでして猫を擁護しますか。 

師匠:そういうわけじゃないけどさ。 

弟子:猫はネズミに騙されて1日遅れちゃったんですから諦めて下さいね。 

師匠:ふん。くだらんな。 

弟子:そうじゃなかったでしたっけ? 

師匠:何がだよ。 

弟子:神様への元旦の挨拶ですよ。 

師匠:何の神様だよ。 

弟子:お釈迦様。 

師匠:お釈迦様って紀元前6~400年の事だよ。諸説はさておき。 

弟子:はぁ。 

師匠:猫さんは紀元前3000年頃からエジプトでは壁画に描かれた神様だよ。 

弟子:マジですか。 

師匠:何で大先輩が後輩から呼び出し食らって挨拶に行かなきゃならんのだ?イミフだよ。イミフ。 

弟子:やっぱり腹立つからそういう理論武装があるんですね。猫の人はね。 

師匠:そもそも5番目に龍が挨拶に来た時点で神様の神殿なんかぶっ壊れただろうがな。 

弟子:乱暴そうですもんね。 

師匠:12支に猫さんさえ入っていれば12年に一度は物凄い経済効果があっただろうに。数京円規模の。 

弟子:それはそう思いますね。世の中のあり方の何かが変わってたような気がしますね。 

師匠:猫年を挟んで前後半年づつ、計2年は猫景気があるはずだよ。 

弟子:干支に猫が入ってない気に食わなさ加減が半端ないですね。 

師匠:だって………。 

弟子:ところでなんで猫って商売繁盛になったんです? 

師匠:可愛いからじゃないか? 

弟子:なんで猫って商売繁盛になったんです? 

師匠:農作物を食べるネズミを猫さんが華麗に退治するだろ? 

弟子:うん。 

師匠:作物被害がなければ当然作り手は増収する。 

弟子:うんうん。 

師匠:増収すれば耕作地も増やせるしまた増収する。商売繁盛で幸せな生活。 

弟子:にゃるほど。猫サマサマだにゃ。 

師匠:そういうのはいいから。恥ずかしくなるから。 

弟子:猫は紀元前からずっと大事にされ続けてるワケですね。 

師匠:寛政三年にネズミが異常発生した時には優良な猫さんは七両弐分で取引されたらしいよ。 

弟子:寛政三年て? 

師匠:江戸中期頃。 

弟子:七両っていくら位だったのかな? 

師匠:1両=13万円として91万円だね。 

弟子:そりゃスゴイですね。 

師匠:普通の猫さんで五両、子猫で二、三両。 

弟子:にわかに信じがたいですね。それ換算金額が違うんじゃないの? 

師匠:日本銀行金融研究所貨幣博物館の資料に従ってみました。 

弟子:そうなんだ。大変な金額ですよね。 

師匠:それほどまでに猫さんは役に立つし可愛い存在だったんだね。 

弟子:じゃさ、招き猫ってのはいつからなの? 

師匠:江戸の後期くらいらしいね。 

弟子:意外と遅いような気がしますね。 

師匠:招き猫というと浅草神社の鳥居辺りで売られたとされる丸〆猫というのが興味深いね。 

弟子:まるしめねこ? 

師匠:お尻の所に「○に〆」の印が入ってるの。現存数は極めて少ないよ。 

弟子:ミステリアスな感じですね。丸〆ってどういう意味なの? 

師匠:○は銭。〆は占めるだよ。銭を占める。フハハフハハ。 

弟子:ホントに昔の商人は気が利いてますよね。 

師匠:これがメガヒットで招き猫が全国に流布…と言うと語弊があるかも知れないしないかも知れない。 

弟子:ま、こういうのは諸説ありますよね。他にはないの? 

師匠:更に古くは四天王寺に猫の門という門があって、ここで猫の置物を売っていたらしいね。 

弟子:猫の門?なんてお洒落! 

師匠:今でもあるよ。左甚五郎作。東照宮の眠り猫と一対で大晦日と元旦に鳴き合ってる。かわいー。 

弟子:ちょっと行ってくる。 

師匠:まあ、そんなこんなで現在でも猫はあらゆるモチーフにされ続けられてるね。可愛いからね。 

弟子:そうですね。そんな様々な猫たちをここで紹介するんですね。 

師匠:家内安全、商売繁盛、祈願成就……猫には幸福の全てが詰まっているからね。 

弟子:おおげさだなぁ。もー。 

師匠:大袈裟じゃないよ。さあ、世界にただ1つだけの猫をどうぞ。 







❏商品詳細
・商品サイズ≒サイズ表記困難であるため画像を参照下さい
・直径10cmxH13cm
・画像商品のお届けとなります
・和紙張り子製品



ゴーあや氏   猫作家・絵本作家

関西で“ねこ作家”として個展や合同展を通して作品を発表しています。
制作のコンセプトは「喜笑愛楽」な猫作品で日常に使える生活美術を
追及しています。
今後は観ているだけで笑えるねこ作品を通じて世界で活躍し、
世界中に笑いが増えることを目指します。

1973年1月9日 神戸生まれ
OL歴1993~2011年
猫作家歴1998年~
25歳から仕事の傍ら作家活動開始、38歳から作家業に専念
関西を中心に年間5~8回程度の個展開催と30回程度の合同展や
百貨店での催し参加で作品の発表をしています。



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