二十四節気がもたらす束の間の美をダイヤルに宿すコレクションSBGH271Heritage Collection880,000 円(税込)
日本特有の季節の移ろいをダイヤルで表現したモデル
1967年に発売されたグランドセイコー史上初の自動巻機械式モデル「62GS」を現代的にアレンジした「62GS現代デザインモデル」をベースとし、日本特有の季節の移ろいをダイヤルで表現したモデルです。二十四節気の一つ「立夏(りっか)」。春が過ぎ去り、太陽の日差しが爽やかな初夏。豊かな緑あふれる大地に吹く風「薫風(くんぷう)」から着想を得ました。
ムーブメントは、「グランドセイコースタジオ 雫石」で熟練の匠の技によって組み立てられた10振動のメカニカル・キャリバー9S85を搭載しています。工房を取り巻く、青葉の香りを含んだ穏やかな風を想起させる、有機的なグリーンダイヤルが特徴です。
薫風春から夏になると、大地は瑞々しく青々とした緑に覆われ、爽やかな夏の風が野原を吹き抜けていきます。このころの爽やかな風を日本では「薫風」と言います。このモデルの豊かなグリーンのダイヤルは、夏の始まる立夏のころの季節の一瞬をとらえ、その美しさを目で楽しむことができます。夏はやがて米の種まきの時期に移り(芒種)、昼が長く夜が最も短い時期(夏至)になります。暑さの度合いが増し(小暑)、最も暑い日を迎え(大暑)、夏は終わりを告げます。そんな夏の情景の束の間の時を切り取ったダイヤルです。
キャリバー9S85は、動力ぜんまい、ひげぜんまい、脱進機に革新的な技術を採用し、匠の手による微細な調整によって高精度を実現しています。10振動のハイビートで刻まれるダイナミックな秒針の動きも特徴的です。「立夏」の情景を映すSBGH271とは「グランドセイコースタジオ 雫石」から生み出されます。