DFのフラッグシップワインです。作り方は2018と同様ですが、9月の少雨のために2019はBrixも22.8と高く、
さらに、TAも10.8gと高くて、アルコール度数が12.5のボディのしっかりしたワインとなりました。
今年も補糖、補酸なしで、MLFを行い、樽は未使用です。
春にもフレッシュな味わいを楽しむことができますが、飲み頃は秋以降です。369本の生産です。
2021年春を迎え、熟成が進み、まろやかに、また、雑味もなくなってきました。まだまだ寝かせたいと思います。
というのも、サンプル用に残しておいた2018を試飲するとかなり良くなっていることが分かったからです。
今年の秋か、または、さらに1年程度寝かせることも考えています。ピノは時間がかかることを実感しました。
時間はピノの友達かもしれません。3年程度は寝かせる必要があるかもしれません。低温発酵によるキャンディーのような甘い香りがありながらも、ベリー系の香りも感じられる。
森の下草のようなやや複雑な香りが感じられる。ピノらしい複雑な感じが出てきました。
酸味が豊かでありながらも、果実味がしっかりしていて甘みと酸味のバランスが取れている、切れの良い味わいで飲み疲れない。
クセがなく赤ワイン特有の渋みが苦手な人でも楽しめる。
果実味がしっかりしているので、塩分の効いた生ハムなどは甘みをしっかり強調してくれる。
酢の物とと相性はよく、シメサバやコハダの握りなどでも楽しめる。
(文:ドメーヌフジタ藤田さん)
ボディ 甘さ 酸味 果実味 複雑さ 樽香 3 2 4 4 3 1
- タイプ(Type)
- 赤ワイン(Red wine)
- 生産者(Winery)
- ドメーヌフジタ
- 産地(Region)
- 日本(Japan)>小諸(Komoro)
- 品種(Grape)
- ピノノワール(Pinonoirs)
- 内容量(Volume)
- 750ml
- 備考(Remarks)
- 野生酵母