真行草の行
ブルワリー :京都醸造地域 :京都、南区スタイル :Mosaic Hazy IPAアルコール :6.5%IBU :30Hop :Mosaic, Sabro容量 :350ml※要冷蔵
ベリー、メロン、ココナッツ、トロピカルフルーツの風味、柔らかな口当たり、苦味控えめ、ジューシー、程よいボディ感
ブルワリーより:
【名前の由来】アメリカで2012年頃に登場するや、大変な人気を博し、瞬く間にIPAの代表的なホップになった「モザイク」。これを日本の諸芸当にて古来から様式、格式の違いを表す「真・行・草」に当てはめ、3種の異なるモザイクIPAを造りました。
真と草の間に位置する行では、原型である真にアレンジと工夫を取り込み、より感覚的に親しみやすく、モザイクの本質的な魅力が伝わりやすいIPAを目指しました。
【醸造家の声】モザイクホップを主役にしたミニシリーズ「真行草」の第2弾である「行」では、東海岸スタイル、イーストコーストIPAをテーマにしました。イーストコーストIPAと言えば、濁り(ヘイジー)があり、ジューシーなホップのキャラクターだけでなく、柔らかな苦味と、それに伴うほのかな甘みのあるスタイルとして知られています。
この行では、自然な濁りと柔らかくふんわりとした口当たりを実現するため、たっぷりの小麦とオーツ麦を使うと同時に、大麦麦芽は通常のピルスナーモルトではなく、マリスオッターとゴールデンプロミスを使用し、ボディにやや厚みを持たせました。この柔らかさと深みのあるモルトのキャラクターが、ホップの風味を一層引き立てる仕事をします。
もちろん、モザイクホップはふんだんに使用しましたが、さらにサブロを組み合わせ、このスタイルの特長のひとつである柔らかな印象を際立たせることにしました。
それにより、ベリーを主体とした香りに、パイナップルやココナッツのようなニュアンスが加わり、フィニッシュにはキャンディーのような甘みが感じられる仕様になりました。
また、通常のイーストコーストIPAではあまり使われることのない、イギリス系の酵母を使用し、優しいフルーティーな発酵香を生み出し、少しの甘味を残すことで、異なるアプローチに挑戦しました。
伝統的な苦味のあるIPAはちょっと苦手という方でも楽しめるように、親しみやすく、それでいてモザイクはじめ魅力的なホップの風味を存分に感じられるような工夫を散りばめた「行」、ぜひお楽しみください!