ジッツィエッロ2022
ワイナリー:パラッツォ・トロンコーニ地域 :イタリア、ラツィオ・アルチェ村つくり手 :マルコ・マロッコタイプ :ロゼ/微泡品種 :レチナーロABV : 11.5%容量 :750ml保管 :要冷蔵
ミネラル、スモモの香り、キレイで軽やかな酸、ザクロ、ピンクグレープフルーツをのような爽やかで優しい果実味、フレッシュハーブ、針葉樹のような冷涼感、体にすっと染みこむ
2024/5/15 来日したマルコ・マロッコ
●パラッツォ・トロンコーニとはイタリア、ローマのあるラツィ州のあるチェ村にマルコ・マロッコが一代で建てたワイナリー葡萄畑、ワイナリーはもちろん、宿泊施設も併設されています
●マルコ・マロッコとは元はエレベーターのエンジニアでありエレベーター製造会社を経営していたマルコでしたが、祖父や父親が生まれ育ったアルチェ村が自分のルーツだと考え、37歳で農業学校で農業を学びなおし、2010年に現在のワイナリーを立ち上げました
●栽培とワインビオデナミを取り入れ、土壌を自然の状態に戻した中でブドウ栽培を行い古くから栽培されてきた土着品種を使って、土地の個性を生かしたワインを醸造しています
●マルコのすばらしさ一からエレベータ会社を立ち上げたり現ワイナリーを創設しただけに留まらず、土着品種の復活を行います
世の中が地味で無名な土着品種を引っこ抜き、国際品種に植え替えて土地の個性よりも商業的なメリットを優先する流れの中、アルチェ村に伝わる品種を積極的に採用し、品種登録を実現し、洗練されたワインにまで押し上げた人がマルコです
●希少な土着品種とはレチナーロ/黒ブドウウリヴェッロネロ/黒ブドウマトゥラノ/白ブドウパンパナロ/白ブドウカポロンゴ/白葡萄
聞いたことの無い葡萄ばかりですよねこれらを公的機関で試験栽培し、病害に耐えられる品種か、ウイルスに感染していないか等、数々のチェック項目をクリアさせ、品種登録を経て定植を行い、ワインにまで仕立てたマルコの想いの強さ、行動力、実現力、人を巻き込む力に脱帽です繰り返しますが、元々ワイナリー育ちでも農家育ちでも無く、ローマ生まれのエンジニアのマルコが一代で成し遂げ、継続しているのです
○こぼれ話マルコは、2024年5月13日の週に来日し、セミナや試飲会でこれまでのことやワインの説明を真摯にしてくれましたプライベートでは、自分の功績を鼻に掛けることもなく、私に対しても一人の人として対峙してくれ、日本人の親切さを喜んでくれて帰国の途につきました^^