1766年から1780年にかけて25隻が建造されたスワン型帆装船のうちの一隻です。1775年8月1日海軍本部よりシアネス造船所(SheernessDockyard)に建造が発注され、1776年1月にキールが設置、1776年9月14日に進水したました。Flyの原図面は存在しており,このキットはその図面に基づいています。なお、第6級帆船スワン型はこのクラスの艦船としては端正な船体ラインのみならず、このサイズの艦船としては並外れて装飾に富んでいて非常に魅力的です。フランスや他国との戦争がまだ続く見込みのため不要な出費を抑える目的で,すべての艦船は装飾,彫刻を最小限にするようとの海軍本部の通達が発せられる前に建造されたためです。マンチュア社のロイヤルキャロラインとともに、非常に人気のあるキットです。
HMSペガサスは同じクラスの船ですが、大きな違いは、フライには銅板はないこと、船尾の窓上の装飾にエッチング部品を多用していないこと(フライはレジンパーツ)、ボート・旗が付属していないこと、また大砲の架台は鋳造品であること、リギング周辺パーツのエッチングが抑えられていることのようです。ただしグレードアップキットが別途販売されており、それによれば銅板と船尾の窓上の装飾パーツ以外は同様に製作できるようです。
組立説明の日本語訳付属(写真の船台は含まれていませんが、簡易なものが入っています)・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:ダブルプランク(二重貼り)
アップグレード用のパーツキットもあります。