現存ずる最後の戦列艦です。1778年に就役しました。サンヴィンセント岬海戦で活躍したものの、その戦闘で相当のダメージを受け一時は病院船へ転換されるようなこともありましたが、1803年には当時の状況から、大改修が行われネルソンの座乗艦となり、1805年にはトラファルガー海戦に参戦しました。現在もイギリス海軍本部第二武官委員の旗艦とされ、イギリス海軍の象徴として、ポーツマスに係留されています。設計は当時もっとも有能な軍艦設計者の一人であるトーマス・スレイド卿。同艦の優秀さの秘密は、水面下の船体のラインのすばらしさにあり、そのため速力・操艦性ともに非常にすばらしいものがあったと言われています。このキットはイギリスのメーカーにより2年の歳月をかけ、トラファルガーの戦いの際のVictoryを正確に、非常に詳細に再現したものです。また、ポーツマスのキュレーター(学芸員)であり、H.M.S.Victoryの管理に携わり、現在トラファルガー時のVictoryを研究なさっているPeter Goodwin氏から助言を得て製作されています。組立説明の日本語訳付属(このクラスの模型の解説になりますと、対応する日本語がないこともあり、その場合、英単語をそのまま掲載しています。)