MLD L16
MLDはMorning Lunch Dinnerの頭文字を取ったブランド名です。その名の通り一日の中で欠かせない朝昼晩の食事のように普段のオーディオ生活にとっての必需品を意味します。今やオーディオ製品は二極化しハイエンド=ハイプライス側の製品は非日常的なプライスの製品が多く、片やローエンド=ロープライス商品は音質的にハイエンドとはかけ離れた低音質しか出ません。
この二極化に分断された世界に突如、出現したのがMLDです。MLDの存在意義はまずは低価格であること。そして高音質である事です。MLDでは価格帯を三つに分けており最も低価格なMoringシリーズ、中堅のLunchシリーズ、そして最も高音質なDinnerシリーズの3分類があります。
このL16はLunchシリーズの中の製品でランチでもディナー並みに満足したい方の為に作られています。最近はランチでもコース料理があったりしますが値段的にはお手頃で有り難いものです。正にLシリーズはそんな感じのケーブルなのです。
MLD L16
MLDのL16の音は太く生々しい...それが聞いた実感です。素材的には新旧素材の組み合わせでPC-Triple-c単線と1920年代のアメリカ製のVintage Wireで出来ています。構成は結構アバンギャルドでULTRA ETCレベルです。最近のTMD(=MLD)は4つの要素に大注目しており、この4つとは左右のホット、グランドの計4本の事です。
大抵のケーブルメーカーでは左右は同じものなのでホット、グランドの2本の組み合わせになりますが、TMD(=MLD)は4本の組み合わせなのです。この差は大きく、得られる自由性と結果的音質は大幅に増加します。
このL16では珍しくGND側にETCをかけています。またVIBRANT様式なのでHOT側もETCという事になります。